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ガウシアンスプラッティング法によるメタバース空間生成サービス


・仙台市「仙台BOSAI-TECH 2025年度 事業化・社会実装プログラム」の実証結果はこちら
・宮城県「令和7年度 先進的デジタル技術実証事業」の実証結果はこちら

ガウシアンスプラッティングとは?

 ガウシアンスプラッティングは、従来の「点」の集合で構成される3Dデータとは異なり、空間に『色のついた雲』を散りばめるようにして立体を表現する技術です。この『雲』は単なる点ではなく、「位置」だけでなく「向き」や「広がり」、「色のにじみ」などの情報を持ち、それぞれが空間に自然なかたちで溶け込むように描画されます。 その結果、すき間のない滑らかな立体表現が可能となり、まるで現実をそのまま切り取ったかのようなリアルな質感を再現できます。 従来の点群では、リアルに見せるために大量の点が必要でしたが、ガウシアンスプラッティングでは少ない点数でも高品質な描画が可能です。計算された“雲”の重なりによって自然な立体感が生まれるため、表示データが軽くなりやすく、処理の効率化にも貢献します。 建築・土木・文化財の可視化はもちろん、VR・映像制作・Web表示など、「見せること」に価値があるあらゆるビジネスシーンで注目されている最先端の3D表現技術です。


3D空間生成の事例(動画イメージ)

 こちらの動画は、当社にて360°カメラを用いてガウシアンスプラッティング法を活用して生成した橋梁の3D空間モデル例です。3D空間内では、自由な視点から橋梁や周辺状況を確認できるほか、写真・PDF・動画・コメント等の関連資料を任意の位置に紐づけることができます。現地調査前の事前確認、点検計画、補修検討、関係者間の情報共有に活用できます。また、任意視点でのオルソ画像化により、現況図、調査図、補修検討図等を作成する際の下図としても活用可能です。さらに、従来の図面では表現しきれない配線・配管・設備周辺の納まり、現場特有の障害物等も視覚的に確認できます。


点群とガウシアンスプラッティングの比較

 点群は、測量や3D記録において長年利用されてきた技術で、取得・管理が容易な反面、見た目は点の密度に依存しやすく、滑らか且つリアルに表現するには限界があります。 一方で、ガウシアンスプラッティングは、近年登場した先進的な可視化手法で、各点を単なる位置情報としてではなく「空間に広がる情報単位」として扱うことで、高精度かつリアルな3D表現を可能となります。

項目 点群 ガウシアンスプラッティング
表現方法 空間上に配置された多数の点によって対象物の形状を表現 各点に位置だけでなく、向き・広がり・色の分布といった属性を持たせ、立体感と連続性のある描画として表現
見た目 粗く見えることがあり、すき間が目立ちやすい 高密度でリアルな質感 写真に近い見た目
データ取得方法 主にレーザースキャンやフォトグラメトリなど 撮影画像データをもとに再構成 (画像ごとの視差・重なりを解析)
データ量 点数に応じて増え、保存コストや後処理の負担も大きくなりやすい 点の密度が低くても滑らかに描画ができるため、軽くできる
主な用途 測量・設計・記録用の3Dデータ 映像・VR・ウェブ表示など、高品質なビジュアル表現に用いられている

導入の流れ

 以下のステップで、3Dガウシアンスプラッティング空間サービスをご提供します。
・ステップ① 「撮影」:お客様または当社にて、現場を360°カメラで撮影(動画形式)
・ステップ② 「解析」:当社にて、動画をもとに3D空間を解析・生成
・ステップ③ 「納品」:3D空間データを納品(必要に応じてビューワー(無料)もご提供)
 本サービスは、レーザースキャナ等の専用センサを必要とせず、市販の360°カメラで撮影した映像から抽出した2D静止画をもとに空間生成できる点が特長です。地上での歩行撮影に加え、現場条件に応じてドローン撮影映像を活用することも可能です。 当社開発のビューワーはオフライン環境でも使用できるため、通信環境に制約のある現場や自社ネットワーク環境でも閲覧・操作しやすい構成です。高価な専用計測機器や継続的な閲覧ライセンスを前提とせず、必要な現場から小規模に導入できる構成となっております。

活用シーン例

・点検計画の立案支援(現地踏査等での事前把握)
・遠隔地からの現場状況把握
・補修設計・施工計画時の現況確認
・図面では表現しにくい配線・配管・設備周辺の納まり確認
・複数関係者への可視化共有(施主・点検事業者・補修事業者)
・災害時における被災状況の記録・関係者共有
・構造物や文化財の状況記録
・仮想空間での展示会